i-PROでは、当社のグローバル環境方針に基づき、循環型社会の実現に向けた取り組みを強化しています。その一環としての事例をご紹介します。
<包装材のプラスチック削減>
当社では、環境保全のため、廃棄物削減とリサイクル促進を図る努力を続けています。
包装材の脱プラスチック・減プラスチックを推進し、特に紙の緩衝材への切り替えに積極的に取り組んでいます。梱包強度や保護性能を維持しながら、再生可能な素材を活用することで、エコフレンドリーな包装を実現しました。
■ 強度を確保しながら、プラスチック使用量を大幅に削減
従来機種の主要な包装材であった発泡ポリエチレン(EPE)による緩衝材を全て紙材(段ボール)に切り替え、包装材におけるプラスチック使用量を、従来比*1で 約80%削減しました。
(*1:WV-S25/X25シリーズにて)
■ 高温多湿下での梱包緩衝性能を確保
段ボールは、高温多湿下の保管環境による劣化の影響を受けやすいため、設計と検証を繰り返しながら梱包構造を工夫することで、発泡ポリエチレン(EPE)と同等の緩衝性能確保を実現しました。
さらに、段ボール緩衝材の組み込み構造も工夫してシンプルにすることで、機器設置業者の梱包材の分解・撤収を容易にし、リサイクル性を高めています。
■減プラスチック梱包材対応機種(2025年 3月 現在)* 一部機種のみ対応
■ 今後の取り組み
包装材のプラスチック削減による環境保護へのさらなる貢献を目指し、より複雑な梱包構造を持つ機種への展開や、環境保護に配慮したリサイクル材・新素材の導入などにも挑戦しながら、対応機種を継続して増やしてまいります。